とまと2014 #19 「無農薬の実態・・・!!」最終話

Jake (ジェーク)

2014年07月15日 23:56

1話、2話と、「野菜についてのデマの検証」、「ローコスト・ハイクオリティーの栽培方法」についての自論を書いてきたが、最終話の今回は、、、、、
「害虫と、コンパニオンプランツと益虫」をテーマに考えてみる

オレは極端に虫が大嫌いだから、害虫は何とかしたい大きな課題でもある。
栽培とか抜きにしても、虫全般キモイだけだから大っ嫌いだ!

最近だと、「セミ」とか超ムカつくね、うるせ~し暑苦しいし、抜け殻が庭の木とかにあっただけでも、オレは精神的圧迫を受ける。
「蛾」に「コオロギ」に「カエル」、「アゲハ」に「カタツムリ」「バッタ」「ナメクジ」「ゲジゲジ」・・・庭にいるモン全部キモイはマジでっ!
「蚊」もなんとかなんね~か?痒いだけじゃね~かっ!

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さてさて、虫は全部嫌いだが、特に野菜につく害虫は、収量にモロ影響があるので、何とかせねばならん
家庭菜園なんだから、何でもかんでも農薬では“芸”が無いし、栽培技術だってちっとも上がらん。

そもそも、害虫の発生自体を、オレがどうにかできる程、自然界と言うか生き物の生態は単純じゃね~よなっ!
人間だって食物連鎖の中で生きてる訳だし、害虫の生態を一から学んだとしても、どうにかできるハズが無い

きっと、農業大学とか研究所とかで専門的に勉強せんと、このメカニズム自体を理解するのも困難そうだわ。
とりあえず、オレは何もしらん!
だからさっ、発生のメカニズムがなんちゃらかんちゃらとか、自然界を理解してどうのこうのとか絶対無理ムリ!
もっと、単純な事しかできね~よオレには!

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そこでだっ、、、、、
害虫の発生を未然に防ぐ方法や防除の仕方は、オレが知らないだけで、実はたくさんあると思う。
「コンパニオンプランツ」だって、その一つの方法だと思うが、これについては、オレはあまり信用していない!
これも、ほとんどが都市伝説だと思うよ( 艸`*)ププッ

「コンパニオンプランツ」と言う言葉だけが、どうも一人歩きしてんのよね。
だって、成功例とかの情報無いっしょ?聞いたことある?
隣の畑の人はどう?効果あった( *´艸`)クスクス

だめだよっ「何となく」とかは!
やっぱきちんとした科学的根拠が無いとね。

つまりだ、口だけなら、オレだって「STAP細胞」作れちゃうよっ!
「コンパニオンプランツ」とは、所詮そんなもんじゃね~の。

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話しは変わって、、、、、
野菜苗とセット販売している店がけっこう目につくのだが、どうもオレは、利益優先の企業が、より儲けるために「コンパニオンプランツ」と言う言葉だけを、前面に押し出し過ぎているだけな気がしてならん。
これは、ホームセンターとかの話しね。

例えば、「コンパニオンプランツ」を名目に、野菜苗と該当植物をセットで売れば、それだけ売上も上がる訳だ。
まあ、それは企業だから当たり前なのだが。
それよりも、本当に効果があるのか否かよく分からんモノを、いかにも効果があるように見せかけているのが気に入らないね。

実際に店員に突っ込んだ話をしても、結局はあまり回答になっていない回答しか得られない有り様だ。
まあ、商品知識だけは詰め込んでるみたいだが、実際の栽培経験が乏しいのか、研究した事が無いのか、オレの悩み相談を解決してくれるには至らない。

その道のプロとして飯食ってる苗屋なのに、家庭菜園者のオレ如きの悩みすら解決できない店員って何なんだよいったい???

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こうなったら、実際にコンパニオンプランツ栽培を行っている人に聞いた方が早いなと思い、誰かいないかな~と思っていたところ・・・

ちょうど都合よい事に、うちの裏のおばさんが、トマトとバジル、向かいのおじさんは、トマトと長ネギを、混植していたのだ
どちらも宅庭栽培で、害虫被害の軽減化の噂をどこかで聞いたらしく、「コンパニオンプランツ」として混植栽培しているそうな。

で、「害虫被害はどうですか?」と聞いた所、、、、、
「う~ん、そんなに深く考えてやってないからねぇ」・・・っと裏のおばさん。
「魔除けみたいなもんだわっ」・・・っと向かいのおじさん。
「魔除け!?そ、そうなんですか、、、」・・・っとオレ

結局、こりゃまたオレの悩み相談を解決してくれるには至らない。

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ネット情報も、これこそ怪しいよな!
最初の出どころは不明だが、どっかから、“コピペ”したり“引用”してるだけで、チェーンメールみたいになってるぞ。

「お前らほんとに実績あんのか???」

実体験の無い、どれも知ったかぶりばっかじゃね~かwww
要らね~よ、そんなチェーンメールみたいなニセ情報(#`-_ゝ-)ピキ


なっ!結局、コピペ引用の「STAP細胞」みたいになってるだろ?
人の情報や研究を盗んじゃダメだっつ~の((´∀`*))ヶラヶラ


結局分かった事は、やっぱ「コンパニオンプランツ」と言う言葉の一人歩きだな・・・。

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デマが多いこの世の中、信じれるのは自分が行動して得た結果だけ・・・。


以前、記事にもしたが、数ある害虫被害の中でも、チョウ目類、つまり「蛾」の被害に毎年悩んでいる。
さて、今季はどう対処する???

・・・で、考え出したのが、『電撃殺虫器』だ。
実際、1ヶ月半ほど使ってみたが、中型までのチョウ目害虫を初めとして、ウリハムシやコガネムシ、カメムシなど、確かに捕殺はできる。
「コナガ」が、大量に捕殺できていたから、アブラナ科の野菜には、かなり有効だと思われる。

しかしだ、捕まえても捕まえても、キリが無いんだよねぇ~。
確かに、どっからともなく飛来してくる虫全般が相手だから、キリが無いのはそりゃわかる。
しかしだ、なんだか他所から無駄に呼び寄せている感じもしてきて、意味無いんじゃね???
・・・って思い、使うのをためらうようになった

で、最終的に使用中止にした決定打がある、、、、、
なんとっ!メロン立体ハウスやトンネルハウス内の天井部分に、行き場を失った虫どもが、何百と群がるようになったのだ。

結局、機械から発する光におびき寄せられて虫が集まるのだが、光めがけて飛来してきた虫が、ハウスの裾や隙間からハウス内に入って出れなくなって、うじゃうじゃになった。
そんな光景を見たら、まさに逆効果としか思えん。
で、使用中止した訳だ。

さらに、3,000Vの電圧の機械の為、虫が機械に接触する度に「パーンッ!」と音が鳴るので、はっきり言って近所迷惑である。
爆竹並みの音がするからな。
庭とか、住宅密集地で使用する場合、900V以下の電圧のモノを使った方が良いと後から知った。
捕殺力は劣るが、音は静からしい。

まあ、そんな訳で、オレなりにナイスアイディアだと思ってやってみたが、いろんな状況を考慮すると、ちょっと失敗かな?
でも、よく考えたら最低1シーズンは使ってみないと、効果の程は分からんよなぁ・・・。しまったねぇ(;´д`)

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さてさてさて、めっちゃ前振りがながくなったが、ここからが本題なんだって実は、、、、、


うちの庭には、っと言うか、どの家の庭にもいると思われる、「カエル」「カマキリ」
どちらも、小型の虫をエサにしているよね。

ちょっと、こいつらに注目してみようと思った訳よ。
とりあえず、「カエル」はキモ過ぎるから、今回は「カマキリ」ね。

で、小型の虫をエサにして生きていると言うのは、知識としては知っているが、実際に捕食している場面や、どんなエサを好むのか?生態はどんなのか?・・・全く知らん。
そもそも、「カエル」も「カマキリ」も見たくないし、触りたくも無い。

だが、「小型の虫」!?「小型の・・・」!!!
ってなって、思いついたのだ!

「カマキリ」に、トマト苗に繁殖した蛾の幼虫を食わせたらどうなるのか???
蛾の種類はなんだろ、コレッ!
調べたところ、多分だが、「オオタバコガ」か「タバコガ」だと思うんだが・・・。

で、「カマキリ」もいるし、蛾の幼虫もいる事だし、実験してみる事にしたのだ。
そもそも、「カマキリ」自体オレは触れないので、「ワーワー」言いながら割り箸を何本か使って、撮影できる位置の葉の上に乗せた。

“エサ”となるのは、こいつだ!!!

“エサ”となるべく「蛾の幼虫」も触れんので、割り箸で丁寧に、カマキリの前に差し出してみた!!!

上手に食うねぇ~!!!

まだまだ、エサはあるぜ!!!違うエサを与えてみた。さっきよりちょいエグイ画が撮れた!

ほんとっ!旨そうに喰うなあ~!

皮膚と言うか、「外の皮」と内臓的な「中身」はどっちが旨いんだろうか???

今度は、トマトの果実を貪っていた蛾の幼虫をエサにしてみる!

果実を手で持って、カマキリに差し出すと・・・!ねらってますねェ~www

エサを、上手に捕獲できたようです!

“エサ”となる蛾の幼虫が、トマトの果実を貪っていたので、カマキリが同体を引きちぎると、中身はトマト色でした!


さて、めっちゃ長い記事になってしまったが、、、、、
「カマキリ」は、トマトの害虫である「タバコガ」あるいは「オオタバコガ」の幼虫を捕食する事が、
この実験でわかった

つまり、「カマキリ」は、トマト苗に被害を及ぼす「タバコガ」あるいは「オオタバコガ」の天敵である!!!
要するに、トマト苗にとっては“益虫”・・・って事だな

確かにオレはこの目で見た!!!こう言う事を、「真実」と言うのさっ!

さっきも書いたが、デマが多いこの世の中、信じれるのは自分が行動して得た結果だけ・・・。


・・・っと言う事で、自分が行動して得た結果だけを真実とし、来季のトマト栽培(栽培するか否か未定だが)は、カマキリを庭にたくさん放ち、蛾の被害の軽減化を図ってみたいと思う。
この辺の地域は自然がたくさんあるので、カマキリもたくさんいるとは思うが、生態を全く知らないので、いつ生まれるとかどこに卵を産むとか、学ばなければならない事も増えた。

メロンの交配をするのに、庭で蜜蜂を放したらどっか飛んでっちゃうけど、とりあえず、カマキリはあまり遠出(移動)しない事もわかったので、庭に放したら、そこに住み着くはずだと思う。
羽根があるので、そこそこは飛ぶが、移動距離はたかだか知れているようだし、よそへ逃げる事は、そうなさそうである。
全てにおいて、合理的な感じがしてきたね

捕まえに行くのも労力を要すので、できたら養殖みたいに出来んか???っと思っている。
どっちにしろ、「カマキリ」を「触る」と言う行為は、オレには到底できんので、何かしらの策もいるけど

1苗に10匹要るとして、今季の場合トマト苗が13苗だから・・・130匹のカマキリが要る事になるね。
他の苗も含めたら、300~400匹のカマキリがいる事になるけど・・・。
こりゃ、捕まえに出歩くのは止めた方が良さそうだな!
ってか、宅庭や近所の生態系とかって大丈夫なんだろうか???

ほんでこれさぁ~、もし成功したら、農薬代は0円で浮くし、駆除労力0(ゼロ)に等しい事になる。
従って、前記事の1.と2.は、軽くクリアできそうだ!


そんな上手い事行くかね???


でも、他人の訳のわからんデマを信じるよりは、
自分を信じた栽培の方が、圧倒的に成功しているからね!


それにしても・・・
この記事書くのに2日がかりになってまったわ


次回は、メロン栽培の話しを書こう!

「本日の収穫」の記事もたまっちゃってるなぁ・・・。
画像はあるのだが、ブログが全く追い付かん!


以上、これにて「無農薬の実態・・・!!」シリーズ記事を終わる!



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