菜園はじめてものがたり

今回の作業は、メロン栽培に直接は関係無い。
ハウスのビニールに付着した汚れを、この降りしきる大雨を利用して掃除したのだ。

まあ、車で言うと洗車だな。
もちろん、ハウスにカーシャンプーは使わないが(ﾉ∀`笑))

ハウス内から上を見上げると鳥のフンだらけ、横を見れば虫の死骸が付着、全体的には黄砂でビニールの透明感が薄くなっているから景観が悪い。
汚ねぇ圃場では、汚ねぇ作物しかできんだろってのが持論である(´ｰ`*)ｳﾝｳﾝ

雨が降ると、よく知人とかに「恵みの雨だね」と言われたりするが、それは飢饉飢餓レベルの話しであって、基本野菜栽培に雨は不要だと思う。
水分量を調節した人工潅水の方が、病害も減り生産は安定するし、糖度が増して美味しいモノが収穫できるハズ。
自然をあてにした栽培ほどあてにならないモノは無いと思うがな。
エルニーニョ現象やらの自然気象現象の影響で、作物の先物取引で大損し、自殺する人間だっている。

これはオレの憶測だが、、、

プロのこだわり野菜生産者から「恵みの雨」なんて聞いた事が無い。
各HPやブログにもそんな事が書いてあるのはオレは見た事が無い。
雨は、作業効率や生産性を低下させるから、本物のこだわりプロ農家は、ハウス栽培を行っているハズである。

露地栽培だと酸性雨が降り注ぎ用土が酸性に傾くから、いちいち石灰を使いph（ペーハー）を調節しなきゃならない。この時点で自然に逆らっている訳でもある。
雨で病害が発症したら、農薬をガンガン使って治さないと収穫高が減少する。
そうなってくると、逆に水害が原因で飢饉飢餓が起こる事だってある。
よくニュースで聞くでしょ、野菜価格の高騰の話し。
価格高騰には他にも要因があるから一概には言えないけど、自然任せにしていると、絶対に安定生産は望めないんじゃないかな。


これらから言える事は、野菜栽培をした事が無い人間、こだわりも無く中途半端に栽培している人間ほど、「恵みの雨」と口走る傾向がある。
あとは、とっても暇人か、他者とのコミュニケーション的な挨拶代わりに使われたり、季語的な要素もあるな。
先にも書いたが、ま～これらはオレの憶測だがね。


だから、栽培上、雨を“クソ外道”だと思っているオレは、人から「恵みの雨だね」と言われると、それはどっちの意味だ～？ピクッ！！！ ・・・っと過剰反応してしまう(-公- ;) ﾁｯ


さて、明日は朝から晴れるみたいだから、今日出来なかった「整枝作業」と「支柱立て」を行う予定である。

オレは普通のサラリーマンだから、普通に仕事をしている。必ずしも土日が休みでは無い。
ましてや、休みの日に必ず晴れるとも限らない。
家族もいるから、家族行事や団らんだってないがしろには出来ない。
友達と飲みにも行きたいし、他の趣味だって満喫したい。

だから、メロン栽培において時間が無い。１分の時間短縮、徹底的な作業効率を常に考えている。
時間が無いから栽培できませんでした、管理ができず糖度が上がりませんでした・・・
なんて絶対に言いたくない。


やっぱり雨は作業効率を低下させる事は間違いない、だから絶対に「恵みの雨」の訳が無い。。。