2017年06月24日
KMPメロン宅庭栽培2017 #42 『GR6号』初期肥大2.(玉吊り)
4月30日(日)全12苗を定植。
本日は定植日より【55日目】(※定植日含まず)
-----------------------------------------------
GR6号25節。
13節~16節の交配を全部失敗し、仕方なく遊びヅル(25節)に着果させたはいいが、先日記事にもした“洋ナシ”みたいな歪な奇形果である為、それを文字って、“用無しメロン”と命名した。
6月11日(日)に交配し、本日で交配後13日目。
肥大スピードは遅いものの、日々ちょっとずつ大きくなっており、日数的には「硬化期」に入った所だ。
見た目も、外皮が濃い緑色から若干色が抜け、白っぽくなってきた。




で、そこそこ肥大したので、早々に「玉吊り」を行った。
玉側の結び方はいつもと同じだが、玉吊りロープへ吊り下げられない位置の為、ハウス鉄柱枠の天井格子部分から吊り下げる事にした。
普通の支柱立体栽培だったら、吊り場所が無く困っただろう。この、オリジナルハウスの構造が役に立った。
どの位置でも玉を吊るす事が出来るので、空中栽培でも簡単にできる。
ただ、いつもの結わえ方が出来ないので、コマ結びを何重にもして、とにかく頑丈にしておいた。


24節、25節の遊びヅル。かなり生育旺盛である。
16節の子蔓も摘枝する事無く、伸ばしっ放しにしてある。
雌花が着くのを待っていたのだが、時すでに遅しかも。
・・・ってか、完璧に栽培セオリーから外れている。メロンは、通常こんなやり方で栽培する訳では無い。
この苗は、通常節で着果失敗したので、とにかく1玉でも多く収穫する事に重きを置いている。
従って、セオリーなど度外視している。
仮に目標糖度は達成できなくとも、普通に食えれば良いのだ。それを最優先にしている。


で、運が良いのか悪いのか、今まで全く雌花が着かなかったが、今さら3花も雌花が着いた。
親蔓24節(遊びヅル)の子蔓がそれで、子蔓5節目~7節目までの孫蔓に着いた3花。
とりあえず、5節目だけを着果させようと思っている。
7節目で摘心したので(25節の玉肥大を考慮)、先端付近は止めた。
これだけ苗本体が旺盛なので、1本2果獲りしてもいいんじゃね?ってなった。
ちょっと迷っているけどね。
欲を出さずに25節だけの1本1果にして、その1果の糖度をちょっとでも上げる事に賭けた方が良いか?
それとも、そもそもセオリーからクソ外れている事をやっているので、1本2果にして甘味は落ちるかも知れんけど、質より量に賭けるのか?
う~む・・・
確か大きな“つづら”はハズレで、小さな“つづら”が当たりだったなぁ~
「二兎を追う者一兎も得ず」とも聞いた事もあるが、「棚からぼた餅」とも言うし。
この場合、「棚からぼたメロン」でいいんじゃね???
ただ、25節の玉との生長の開きが2週間分程あって開き過ぎなので、どっちかは失敗しそうな気がする。
ややこしいが、親蔓24節目の子蔓5節目の孫蔓の雌花と、子蔓5節目~7節目の位置関係。


最後に、ここまで栽培してきてわかった事を記しておく。
GR(緑の彗星)は、他の玉もそうだったが、硬化期になっても肥大し続けるクセがあるのがわかった。
それはネット発生期序盤まで肥大する。
さらに硬化期以降、ネット発生期中盤まで、遊びヅルを含め一切の雄花や雌花が着かなくなる。
OR(ハネムーンR)は、硬化期に入ると、肥大は一旦止まる。
そしてネット発生期終盤になっても、主茎中高節位には雄花が着きまくり、遊びヅルには絶え間なく雄花も雌花も着く。
それぞれ2品種の生長現象は、たまたまオレの場合だけかもわからんし、気候の影響かもわからん。
特に緑の彗星は初めての栽培と言う事もあり、今季のハネムーンRと比較してわかった事だけを記している。
従って、来季は違うかも知れない。。。
-----------------------------------------------
※本日の[潅水]
=連日(朝)⇒GR(緑の彗星)1苗辺り1.0リットル⇒GR6号のみ連日+2.0リットル
=連日(朝)⇒OR(ハネムーンR)1苗辺り1.0リットル
▽過去▽
6月23日(金)1苗辺り1.0リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月22日(木)GR6号のみ2.0リットル
6月20日(火)1苗辺り0.66リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月19日(月)GR1号~5号(1苗辺り0.8リットル)・6号(2.0リットル)/OR(無し)
(以降、#41に記録)
※本日の[液肥]=無し
▽過去▽
6月6日(火)全苗⇒1苗辺り4.0リットル(土壌)
5月30日(火)OR1号⇒4.0リットル(土壌+葉面)
※本日の[薬散]=無し
▽過去▽
6月20日(火)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月18日(日)殺菌剤(うどんこ病予防/つる枯れ病予防)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月11日(日)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.75リットル
5月24日(水)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約0.5リットル
5月21日(日)殺菌剤(うどんこ病予防)⇒1苗辺り約0.42リットル
5月16日(火)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.33リットル
-----------------------------------------------
【うどんこ病】
所見無し!
【つる枯れ病】
OR1号地際発症!!!(薬剤塗布)⇒収束⇒一部の結果枝に疑わしい症状!!!(薬剤塗布)
【アブラムシ】
若干数発生!!!⇒消滅⇒若干数発生!!!⇒消滅
【コナジラミ類】
葉裏一匹発見!!!⇒消滅
【ハダニ類】
所見無し!
【アザミウマ類】
一部の雌花に数匹(ミナミキイロ?ミカンキイロ?)発生!!!⇒消滅
【ウリハムシ】
所見無し!
【ハモグリバエ類】
被害葉二枚(下位葉)あり!!!⇒摘葉
【チョウ目類幼虫】
一匹発見!!!(偶然発生)⇒補殺
【その他】
※薬害と疑わしき異常葉有り!!!⇒収束
※2週間ほど前より、正体不明の小虫大量発生中!!!
-----------------------------------------------
本日は定植日より【55日目】(※定植日含まず)
-----------------------------------------------
GR6号25節。
13節~16節の交配を全部失敗し、仕方なく遊びヅル(25節)に着果させたはいいが、先日記事にもした“洋ナシ”みたいな歪な奇形果である為、それを文字って、“用無しメロン”と命名した。
6月11日(日)に交配し、本日で交配後13日目。
肥大スピードは遅いものの、日々ちょっとずつ大きくなっており、日数的には「硬化期」に入った所だ。
見た目も、外皮が濃い緑色から若干色が抜け、白っぽくなってきた。
で、そこそこ肥大したので、早々に「玉吊り」を行った。
玉側の結び方はいつもと同じだが、玉吊りロープへ吊り下げられない位置の為、ハウス鉄柱枠の天井格子部分から吊り下げる事にした。
普通の支柱立体栽培だったら、吊り場所が無く困っただろう。この、オリジナルハウスの構造が役に立った。
どの位置でも玉を吊るす事が出来るので、空中栽培でも簡単にできる。
ただ、いつもの結わえ方が出来ないので、コマ結びを何重にもして、とにかく頑丈にしておいた。
24節、25節の遊びヅル。かなり生育旺盛である。
16節の子蔓も摘枝する事無く、伸ばしっ放しにしてある。
雌花が着くのを待っていたのだが、時すでに遅しかも。
・・・ってか、完璧に栽培セオリーから外れている。メロンは、通常こんなやり方で栽培する訳では無い。
この苗は、通常節で着果失敗したので、とにかく1玉でも多く収穫する事に重きを置いている。
従って、セオリーなど度外視している。
仮に目標糖度は達成できなくとも、普通に食えれば良いのだ。それを最優先にしている。
で、運が良いのか悪いのか、今まで全く雌花が着かなかったが、今さら3花も雌花が着いた。
親蔓24節(遊びヅル)の子蔓がそれで、子蔓5節目~7節目までの孫蔓に着いた3花。
とりあえず、5節目だけを着果させようと思っている。
7節目で摘心したので(25節の玉肥大を考慮)、先端付近は止めた。
これだけ苗本体が旺盛なので、1本2果獲りしてもいいんじゃね?ってなった。
ちょっと迷っているけどね。
欲を出さずに25節だけの1本1果にして、その1果の糖度をちょっとでも上げる事に賭けた方が良いか?
それとも、そもそもセオリーからクソ外れている事をやっているので、1本2果にして甘味は落ちるかも知れんけど、質より量に賭けるのか?
う~む・・・
確か大きな“つづら”はハズレで、小さな“つづら”が当たりだったなぁ~
「二兎を追う者一兎も得ず」とも聞いた事もあるが、「棚からぼた餅」とも言うし。
この場合、「棚からぼたメロン」でいいんじゃね???
ただ、25節の玉との生長の開きが2週間分程あって開き過ぎなので、どっちかは失敗しそうな気がする。
ややこしいが、親蔓24節目の子蔓5節目の孫蔓の雌花と、子蔓5節目~7節目の位置関係。
最後に、ここまで栽培してきてわかった事を記しておく。
GR(緑の彗星)は、他の玉もそうだったが、硬化期になっても肥大し続けるクセがあるのがわかった。
それはネット発生期序盤まで肥大する。
さらに硬化期以降、ネット発生期中盤まで、遊びヅルを含め一切の雄花や雌花が着かなくなる。
OR(ハネムーンR)は、硬化期に入ると、肥大は一旦止まる。
そしてネット発生期終盤になっても、主茎中高節位には雄花が着きまくり、遊びヅルには絶え間なく雄花も雌花も着く。
それぞれ2品種の生長現象は、たまたまオレの場合だけかもわからんし、気候の影響かもわからん。
特に緑の彗星は初めての栽培と言う事もあり、今季のハネムーンRと比較してわかった事だけを記している。
従って、来季は違うかも知れない。。。
-----------------------------------------------
※本日の[潅水]
=連日(朝)⇒GR(緑の彗星)1苗辺り1.0リットル⇒GR6号のみ連日+2.0リットル
=連日(朝)⇒OR(ハネムーンR)1苗辺り1.0リットル
▽過去▽
6月23日(金)1苗辺り1.0リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月22日(木)GR6号のみ2.0リットル
6月20日(火)1苗辺り0.66リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月19日(月)GR1号~5号(1苗辺り0.8リットル)・6号(2.0リットル)/OR(無し)
(以降、#41に記録)
※本日の[液肥]=無し
▽過去▽
6月6日(火)全苗⇒1苗辺り4.0リットル(土壌)
5月30日(火)OR1号⇒4.0リットル(土壌+葉面)
※本日の[薬散]=無し
▽過去▽
6月20日(火)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月18日(日)殺菌剤(うどんこ病予防/つる枯れ病予防)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月11日(日)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.75リットル
5月24日(水)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約0.5リットル
5月21日(日)殺菌剤(うどんこ病予防)⇒1苗辺り約0.42リットル
5月16日(火)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.33リットル
-----------------------------------------------
【うどんこ病】
所見無し!
【つる枯れ病】

【アブラムシ】
【コナジラミ類】
【ハダニ類】
所見無し!
【アザミウマ類】
【ウリハムシ】
所見無し!
【ハモグリバエ類】
【チョウ目類幼虫】
【その他】
※2週間ほど前より、正体不明の小虫大量発生中!!!

-----------------------------------------------
スポンサーリンク
KMPメロン宅庭栽培2017 #59 『収穫期』3.~ハネムーンR最終~
KMPメロン宅庭栽培2017 #58 『収穫期』2.
KMPメロン宅庭栽培2017 #57 『GR6号』実験6.(14週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #56 『収穫期』1.~メロン初収穫!~
「悪魔レベルの所業」
KMPメロン宅庭栽培2017 #55 『糖度上昇期末&収穫期』(12週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #54 『糖度上昇期』2.(11週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #53 『糖度上昇期』
KMPメロン宅庭栽培2017 #52 『栽培うんちく』
KMPメロン宅庭栽培2017 #51 『GR6号』実験5.
KMPメロン宅庭栽培2017 #58 『収穫期』2.
KMPメロン宅庭栽培2017 #57 『GR6号』実験6.(14週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #56 『収穫期』1.~メロン初収穫!~
「悪魔レベルの所業」
KMPメロン宅庭栽培2017 #55 『糖度上昇期末&収穫期』(12週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #54 『糖度上昇期』2.(11週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #53 『糖度上昇期』
KMPメロン宅庭栽培2017 #52 『栽培うんちく』
KMPメロン宅庭栽培2017 #51 『GR6号』実験5.
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。