2017年06月25日
KMPメロン宅庭栽培2017 #43 『GR6号』実験1.(8週目)
4月30日(日)全12苗を定植。
本日は定植日より【56日目(8週目)】(※定植日含まず)
-----------------------------------------------
「緑の彗星」と言う緑肉種の感動メロン苗。
昨日も記事にしたが、6本栽培中の内の1苗で、栽培上“6号”と呼んでいる“GR6号”。
13節~16節の交配を全部失敗し、仕方なく遊びヅル(25節)に着果させ既に「硬化期」に入ったものの、感動メロンの規定栽培方法とは明らかに外れてしまっているので、だったらさらにもう1花を着果させ、1本2果獲りにしてしまうか?と迷っている苗である。
対象の雌花も本日開花した。・・・が、交配するにしても雄花はどこだ???


もはや栽培では無く、実験である。
従って、本記事のタイトルも「実験」にした。
いろんな事を試みるから実験なのだが、まず本日行ったのは「交配実験」。
それも、通常の規定から大きく外れた方法で交配を行ってみた。
通常既定と違う点は・・・・
1.24節で、本来は“遊びヅル”の役目である事。
2.その子蔓5節目である事。
3.交配期間中の潅水は基本厳禁であるが、連日3L程の潅水を行っていた事。
4.基本、晴天日の午前9時頃までに交配する所を、曇り雨で午前10時過ぎに行った事。
5.基本、仕立ては1本1果獲りで、すでにその1果は「硬化期」であり、当該果と14日間の開きがあるにも関わらず交配を行った事。
で、今回、最大の実験は・・・
6.異品種である「ハネムーンR(赤肉種)」の雄花も使った事。
ずっとやってみたかったんだよね~この異品種交配!どうなるんだろ?
外見は緑の彗星で、果肉は赤肉とか!いや、外見はハネムーンRで果肉は緑肉とか?
いやいや、玉の上半分は緑の彗星で、下半分はハネムーンRとか?
でも、子房の中にあるDNAは緑の彗星な訳だから、見た目も果肉も「緑の彗星」で、味だけハーフになるんじゃね?
いや、違うなっ!この交配果は「緑の彗星」のDNAのままで、次のF2の種子の遺伝子が書き換えられてハーフになるような・・・。
だから、そのF2の種子で栽培してみないと、どんな果実になるのかわかんないんだよきっと!
いやいや、接ぎ木の場合、穂木よりも台木の苗の方が強いと、苗は穂木に見えても果実は台木の実が生る場合があるよね。
って事は、種子の遺伝子を直接書き換えなくても、ハーフに成り得るのか?
でも、接ぎ木の場合は明らかに違うな。葉や茎も台木が生かされての訳だし・・・。
従って、オレの予想では、このF1の「緑の彗星」は「緑の彗星」のままの果実で変化せず、F2の種子の遺伝子だけ書き換えられて、その果実がハーフになると思う。
いやっ、やっぱ違うな!そもそも受精の段階で新しい遺伝子情報が子房に書き込まれる訳だから、やっぱこのF1の「緑の彗星」はどんな形かは分からんにしても、ハーフになる。
人間でもそうだしな。ただ人間と違うのは一代交配種であるかどうかだな。
人間は永遠だが、一代交配種はその一代の命だからね。F2になると、F1のような実は出来ないと聞くし。
いや~想像するだけでむちゃむちゃ楽しいなコレッ(^^♪
まあ、知っている人はアホかと思うけど、知らないオレは、こういう実験的な感じのめっちゃ好き
中学生ぐらいの時に、今と同じような興味があったら、間違いなく絶対にその道に進んでるわ。
こんなおもろい事、他に世の中にあるか?・・・ってな。
さてさて、交配には全部で8花の雄花を使い、その内訳は、、、
「緑の彗星」他号の雄花(本日開花)×1、「緑の彗星」同号の雄花(2日前に開花)×1。


「ハネムーンR」遊びヅルの雄花(本日開花)×6。


全て異品種では無いものの、同品種よりも異品種の花粉量の方が多い事は確かである。
もの凄い雄花の花粉量だね。柱頭以外にもべっとり付いている。甘いからなのか、すぐさまアリがやってきた。

着果しなければ、すでに交配済みである「硬化期」に入った25節の玉だけを栽培する事にする。
とりあえず、本日の実験は以上である。。。
-----------------------------------------------
※本日の[潅水]
=連日(朝)⇒GR(緑の彗星)1苗辺り1.0リットル⇒GR6号のみ連日+2.0リットル
=連日(朝)⇒OR(ハネムーンR)1苗辺り1.0リットル
▽過去▽
6月24日(土)1苗辺り1.0リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月23日(金)1苗辺り1.0リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月22日(木)GR6号のみ2.0リットル
6月20日(火)1苗辺り0.66リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月19日(月)GR1号~5号(1苗辺り0.8リットル)・6号(2.0リットル)/OR(無し)
(以降、#41に記録)
※本日の[液肥]=無し
▽過去▽
6月6日(火)全苗⇒1苗辺り4.0リットル(土壌)
5月30日(火)OR1号⇒4.0リットル(土壌+葉面)
※本日の[薬散]=無し
▽過去▽
6月20日(火)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月18日(日)殺菌剤(うどんこ病予防/つる枯れ病予防)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月11日(日)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.75リットル
5月24日(水)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約0.5リットル
5月21日(日)殺菌剤(うどんこ病予防)⇒1苗辺り約0.42リットル
5月16日(火)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.33リットル
-----------------------------------------------
【うどんこ病】
所見無し!
【つる枯れ病】
OR1号地際発症!!!(薬剤塗布)⇒収束⇒再び地際主茎発症!!!(薬剤塗布済)
一部の結果枝に疑わしい症状!!!(薬剤塗布)
【アブラムシ】
若干数発生!!!⇒消滅⇒若干数発生!!!⇒消滅
【コナジラミ類】
葉裏一匹発見!!!⇒消滅
【ハダニ類】
所見無し!
【アザミウマ類】
一部の雌花に数匹(ミナミキイロ?ミカンキイロ?)発生!!!⇒消滅
【ウリハムシ】
所見無し!
【ハモグリバエ類】
被害葉二枚(下位葉)あり!!!⇒摘葉
【チョウ目類幼虫】
一匹発見!!!(偶然発生)⇒補殺
【その他】
※薬害と疑わしき異常葉有り!!!⇒収束
※2週間ほど前より、正体不明の小虫大量発生中!!!
-----------------------------------------------
本日は定植日より【56日目(8週目)】(※定植日含まず)
-----------------------------------------------
「緑の彗星」と言う緑肉種の感動メロン苗。
昨日も記事にしたが、6本栽培中の内の1苗で、栽培上“6号”と呼んでいる“GR6号”。
13節~16節の交配を全部失敗し、仕方なく遊びヅル(25節)に着果させ既に「硬化期」に入ったものの、感動メロンの規定栽培方法とは明らかに外れてしまっているので、だったらさらにもう1花を着果させ、1本2果獲りにしてしまうか?と迷っている苗である。
対象の雌花も本日開花した。・・・が、交配するにしても雄花はどこだ???
もはや栽培では無く、実験である。
従って、本記事のタイトルも「実験」にした。
いろんな事を試みるから実験なのだが、まず本日行ったのは「交配実験」。
それも、通常の規定から大きく外れた方法で交配を行ってみた。
通常既定と違う点は・・・・
1.24節で、本来は“遊びヅル”の役目である事。
2.その子蔓5節目である事。
3.交配期間中の潅水は基本厳禁であるが、連日3L程の潅水を行っていた事。
4.基本、晴天日の午前9時頃までに交配する所を、曇り雨で午前10時過ぎに行った事。
5.基本、仕立ては1本1果獲りで、すでにその1果は「硬化期」であり、当該果と14日間の開きがあるにも関わらず交配を行った事。
で、今回、最大の実験は・・・
6.異品種である「ハネムーンR(赤肉種)」の雄花も使った事。
ずっとやってみたかったんだよね~この異品種交配!どうなるんだろ?
外見は緑の彗星で、果肉は赤肉とか!いや、外見はハネムーンRで果肉は緑肉とか?
いやいや、玉の上半分は緑の彗星で、下半分はハネムーンRとか?
でも、子房の中にあるDNAは緑の彗星な訳だから、見た目も果肉も「緑の彗星」で、味だけハーフになるんじゃね?
いや、違うなっ!この交配果は「緑の彗星」のDNAのままで、次のF2の種子の遺伝子が書き換えられてハーフになるような・・・。
だから、そのF2の種子で栽培してみないと、どんな果実になるのかわかんないんだよきっと!
いやいや、接ぎ木の場合、穂木よりも台木の苗の方が強いと、苗は穂木に見えても果実は台木の実が生る場合があるよね。
って事は、種子の遺伝子を直接書き換えなくても、ハーフに成り得るのか?
でも、接ぎ木の場合は明らかに違うな。葉や茎も台木が生かされての訳だし・・・。
従って、オレの予想では、このF1の「緑の彗星」は「緑の彗星」のままの果実で変化せず、F2の種子の遺伝子だけ書き換えられて、その果実がハーフになると思う。
いやっ、やっぱ違うな!そもそも受精の段階で新しい遺伝子情報が子房に書き込まれる訳だから、やっぱこのF1の「緑の彗星」はどんな形かは分からんにしても、ハーフになる。
人間でもそうだしな。ただ人間と違うのは一代交配種であるかどうかだな。
人間は永遠だが、一代交配種はその一代の命だからね。F2になると、F1のような実は出来ないと聞くし。
いや~想像するだけでむちゃむちゃ楽しいなコレッ(^^♪
まあ、知っている人はアホかと思うけど、知らないオレは、こういう実験的な感じのめっちゃ好き

中学生ぐらいの時に、今と同じような興味があったら、間違いなく絶対にその道に進んでるわ。
こんなおもろい事、他に世の中にあるか?・・・ってな。
さてさて、交配には全部で8花の雄花を使い、その内訳は、、、
「緑の彗星」他号の雄花(本日開花)×1、「緑の彗星」同号の雄花(2日前に開花)×1。
「ハネムーンR」遊びヅルの雄花(本日開花)×6。
全て異品種では無いものの、同品種よりも異品種の花粉量の方が多い事は確かである。
もの凄い雄花の花粉量だね。柱頭以外にもべっとり付いている。甘いからなのか、すぐさまアリがやってきた。
着果しなければ、すでに交配済みである「硬化期」に入った25節の玉だけを栽培する事にする。
とりあえず、本日の実験は以上である。。。
-----------------------------------------------
※本日の[潅水]
=連日(朝)⇒GR(緑の彗星)1苗辺り1.0リットル⇒GR6号のみ連日+2.0リットル
=連日(朝)⇒OR(ハネムーンR)1苗辺り1.0リットル
▽過去▽
6月24日(土)1苗辺り1.0リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月23日(金)1苗辺り1.0リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月22日(木)GR6号のみ2.0リットル
6月20日(火)1苗辺り0.66リットル・GR6号(+2.0リットル)
6月19日(月)GR1号~5号(1苗辺り0.8リットル)・6号(2.0リットル)/OR(無し)
(以降、#41に記録)
※本日の[液肥]=無し
▽過去▽
6月6日(火)全苗⇒1苗辺り4.0リットル(土壌)
5月30日(火)OR1号⇒4.0リットル(土壌+葉面)
※本日の[薬散]=無し
▽過去▽
6月20日(火)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月18日(日)殺菌剤(うどんこ病予防/つる枯れ病予防)⇒1苗辺り約1.0リットル
6月11日(日)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.75リットル
5月24日(水)殺虫剤(アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、アザミウマ類)⇒1苗辺り約0.5リットル
5月21日(日)殺菌剤(うどんこ病予防)⇒1苗辺り約0.42リットル
5月16日(火)殺菌殺虫剤(うどんこ病予防/アブラムシ類・ハダニ類)⇒1苗辺り約0.33リットル
-----------------------------------------------
【うどんこ病】
所見無し!
【つる枯れ病】

一部の結果枝に疑わしい症状!!!(薬剤塗布)

【アブラムシ】
【コナジラミ類】
【ハダニ類】
所見無し!
【アザミウマ類】
【ウリハムシ】
所見無し!
【ハモグリバエ類】
【チョウ目類幼虫】
【その他】
※2週間ほど前より、正体不明の小虫大量発生中!!!

-----------------------------------------------
スポンサーリンク
KMPメロン宅庭栽培2017 #59 『収穫期』3.~ハネムーンR最終~
KMPメロン宅庭栽培2017 #58 『収穫期』2.
KMPメロン宅庭栽培2017 #57 『GR6号』実験6.(14週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #56 『収穫期』1.~メロン初収穫!~
「悪魔レベルの所業」
KMPメロン宅庭栽培2017 #55 『糖度上昇期末&収穫期』(12週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #54 『糖度上昇期』2.(11週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #53 『糖度上昇期』
KMPメロン宅庭栽培2017 #52 『栽培うんちく』
KMPメロン宅庭栽培2017 #51 『GR6号』実験5.
KMPメロン宅庭栽培2017 #58 『収穫期』2.
KMPメロン宅庭栽培2017 #57 『GR6号』実験6.(14週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #56 『収穫期』1.~メロン初収穫!~
「悪魔レベルの所業」
KMPメロン宅庭栽培2017 #55 『糖度上昇期末&収穫期』(12週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #54 『糖度上昇期』2.(11週目)
KMPメロン宅庭栽培2017 #53 『糖度上昇期』
KMPメロン宅庭栽培2017 #52 『栽培うんちく』
KMPメロン宅庭栽培2017 #51 『GR6号』実験5.
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。